インナーマザーとチャイルド

◉インナーマザー
「内なる母、それにまつわる感情、記憶」のこと

◉インナーチャイルドとは
「内なる子ども」

をこちらでは、さしています。



なぜ、インナーマザー&チャイルドの癒しが必要なの?


感情の感じ方には、外に向きやすい「外在タイプ」、内に向かいやすい「内在タイプ」に大きく分かれ、感受性の豊かさにも、個人差があります。

これらの特性に気づき、認められ、その人に合った子育てやコミュニケーションをとられた場合と、そうでない場合、またご両親と、ご本人(子ども)の感情の感じ方や感受性が異なる場合でも、後々の記憶、そこから派生した思い込み、影響の受け方には、差があります。

さらに過干渉、ネグレクト、言葉の使い方、兄弟の有無など、家庭環境の特性が混ざっています。

その中で、自分自身をこの世界に生んだ母親、という存在は偉大です。

その母の人格、生き方、関係性は、幼少期という純粋に吸収し、成長の中で自我や人格、社会との関わり方を形成していく中で、見本や常識として、恋愛パートナーシップ、ビジネス、ライフスタイル、金銭面など様々な形で、子どものあり方、考え方、選択肢などに影響を及ぼしていきます。

その時期に形成されたインナーマザーが癒されると、親のもとにあるインナーチャイルドも、よりスムーズに癒され、心理的に支配された状態から、本来のご自身へとつながっていくことができます。

虚像のインナーマザーに気づく

子どもからみて、健全な機能や愛情表現があった家庭環境や、精神的に成熟した母親のもとでは、大人に近づくにつれて、自分自身と境界線がひかれ、親といえど完璧な人間などいないことを理解します。

また感情というものの受け止められることにより、人との距離感なども学びます。

しかしながら、不健全であった場合、また子どもの方が感受性が繊細であった場合、存在や気持ちを受け止めてもらえた経験がなかったり、逆に子どもが大人の機嫌や役割を演じなければならない時期を過ごし、ありのままの自分がわからなくなったり、適切な感情の感じ方、伝え方、距離感、自分自身と親の境界線が曖昧になる場合があります。

こうした経緯により、満たしきれなかった感情、パターンなどを、大人になってから、親の代理として、誰かに埋めてもらおうと、無意識のうちに関係性をゆがめてしまったり、また子育ての際に、同じようなパターンを子どもに経験させてしまう場合があります。

大人になってからも、心理的に、内在化した親の虚像に、支配されているような状況になります。

親の未熟さ、精神性を正そう、変えようとしても、それは根本的な本質の解決にはなりません。

なぜなら、親は自分自身とは、別の存在。

未消化の感情、記憶、考え方や行動パターンは、すでに自分自身の内にあり、プログラムとして無意識領域に出来上がっているからです。



また、ご自身では、それが理性や思考の声だと勘違いしていて気づくことが難しい場合があります。



心理的支配の状況を克服するためには、ご自身が現状を受け止め、気づき、癒されることで、内側のマインドがリセットされ、その変化が、外側の現実世界、人間関係の変化へつながって(投影)されていきます。

お顔が違うように、背景、感受性が異なり、そのためお一人ずつ、最適化のアプローチをとりながら、セッションをしています。